[台北 4日 ロイター] - 半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は米アリゾナ州でさらに工場を建設する計画をしている。事情に詳しい3人の関係者がロイターに明らかにした。

TSMCは現在、アリゾナ州フェニックスに半導体製造工場を建設中で2024年から量産開始の予定。

関係筋によると、同州にさらに最大5カ所の工場建設が計画されつつある。

フェニックス工場の月間生産能力は、12インチのウエハー2万枚で、業界標準でみると規模は大きくない。工場増設で、生産能力がどの程度拡大するかは不明。

TSMCは先月、半導体工場の生産能力拡大に向け、今後3年間に1000億ドルを投資する計画を発表した。