[3日 ロイター] - 米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは3日、米ヤフーとAOLを含むメディア事業を、米投資ファンド大手のアポロ・グローバル・マネジメントに50億ドルで売却することで合意したと発表した。デジタルメディア事業から手を引き、本業の通信事業に集中する。

ベライゾンはデジタル広告業界で米フェイスブックや米アルファベット傘下のグーグルなどの後塵を拝しており、2018年にはメディア事業で46億ドルの減損を計上し、同事業をほぼ無価値と判断していた。

売却手続きは今年下半期に完了する見通し。手続き完了後、同事業の名称は「ヤフー」となる。

ベライゾンは17年に約44億8000万ドルでヤフーのインターネット事業、15年に44億ドルでAOLを買収した。