[ストックホルム 28日 ロイター] - スウェーデンの音楽配信大手スポティファイが28日発表した第1・四半期(3月31日まで)決算は、米国やインドなどが伸長し、売上高が21億5000万ユーロと市場予想を上回った。ただ、第2・四半期の有料会員数見通しが低調だったことを受け、株価は約10%下落した。

スポティファイは第1・四半期に新たに86カ国でサービスを展開した。中南米や欧州では伸びが予想を下回ったものの、米国、メキシコ、ロシア、インドでの伸びが補った。

一方、第2・四半期の有料会員数は1億6200万─1億6600万人になると想定。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の1億6610万人を下回った。

フューチャーソース・コンサルティングのアナリストは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により音声コンテンツへの需要が引き続き高まっていることを考慮すると、第2・四半期の有料会員数見通しは達成可能だろうと述べた。

総売上高見通しは21億6000万─23億6000万ユーロ。アナリスト予想は22億7000万ユーロだった。

第1・四半期の有料会員数は前年同期比21%増の1億5800万人。アナリスト予想は1億5750万人だった。