日米首脳会談のハンバーガーに思う 同盟強化が求められる中、この待遇でよかったのか

コメント

注目のコメント

• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2021年04月28日

  バイデン大統領が菅さんにハンバーガーを出したこと、菅さんがそれを食べなかったことを深掘りすることはないと思う。
  むしろ、新型コロナウイルス感染が収束していない時期にホワイトハウスが日本の首相をフルコースでもてなしたときは、批判がでてくるだろう。スープ、サラダ、メインディッシュ、ワイン、デザートがでてくる間、話は続くし感染のリスクが高まる。国民に対して多人数での会食を自粛することを求めているとき首脳らが会食する姿を発信するわけにはいかなかった。
  コーヒーだけで良かったか？米国の政府機関での会議ではドーナッツとコーヒー程度が普通だけど、バイデン大統領はアメリカ文化の象徴であるハンバーガーを出したのだから、しっかりと演出を考えていた。そして、日本首脳会談は中身のある議論に集中した。良かった。
  ただ、菅総理はハンバーガーをいただいて「さすがに本場の味は違う。会談の中身が良かったが、その次に良かったのはハンバーガーの味だ。バイデンさん、日本にこられたときは、和牛ステーキをご馳走します」とか言えば満点だった。