[北京 23日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は23日、昨年末時点で442行の金融機関が「高リスク金融機関」に指定されたと発表した。前年の545行から減少した。

高リスク金融機関に指定されたのは、人民銀行の報告書の対象となった銀行・金融会社などの金融機関4399行の約10%。

高リスク金融機関の資産は、国内銀行総残高の2%にとどまるという。

高リスク金融機関の数は全体としては大幅に減ったが、農村部の銀行や協同組合は依然として相対的にリスク高いという。

高リスク金融機関が多かった地域は、北部の遼寧省、甘粛省、内モンゴル自治区。

金融会社1社が最低の「Dランク」と評価された。この金融会社の名称は明らかにされていないが、すでに破綻したか、当局に接収されたことを意味する。