[ジャカルタ/バンコク 21日 ロイター] - 国連のブルゲナー事務総長特使(ミャンマー担当)は、ミャンマー情勢への対応を協議するため、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に合わせインドネシアの首都ジャカルタを訪問する。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

22日にジャカルタ入りする予定。24日のASEAN首脳会議には出席しないという。

国連関係者によると、ブルゲナー氏はインドネシア、シンガポール、およびブルネイの外相との会談を予定している。

ミャンマーのミン・アウン・フライン国軍総司令官との会談も求めているという。国軍スポークスマンは、総司令官がジャカルタを訪問する方針だと述べている。

ジャカルタの複数外交官によると、ミン・アウン・フライン氏が会議に出席するかはまだ分からないという。ある外交官は「全て非常に不透明な状況だ」と語った。

ブルゲナー氏は過去12日間タイに滞在している。ミャンマーの国軍クーデター発生以降、国軍と接触してミャンマー訪問を試みているが実現していない。

国連関係者は、ブルゲナー氏とミン・アウン・フライン氏の会談が実現する可能性は低いと指摘。ブルゲナー氏は会談要請についてコメントに応じていない。

インドネシアの外交筋によると、同国のルトノ・マルスディ外相は、ブルゲナー氏との会談に前向き。シンガポールとブルネイの外務省、およびミャンマー軍のスポークスマンはコメント要請に応じていない。