ヒトと社会とビジネスに、一流の睡眠を。」というミッションを掲げる、日本初の睡眠領域に特化した共創コミュニティ「SLEEP LAB.com」。世界一の睡眠負債を抱える日本で、睡眠に関する課題を解決し、睡眠への投資を当たり前の文化にすべく、睡眠課題の解決を目指すベンチャー企業「ブレインスリープ」とNewsPicksの共創によって誕生しました。

コミュニティでは日々、睡眠に関する情報交換が行われ、睡眠課題を解決する新しい商品を生み出す議論など、さまざまな活動が行われています。「SLEEP LAB.comコミュニティメンバー紹介」では、皆さんがなぜ参画し、具体的に何をしているのか。お一人ずつお話を伺います。

今回は、SLEEP LAB.com立ち上げ当初から参画し、現在はコミュニティ内で、睡眠関連商品を実際に試してみる「トライアウト会」の企画・運営を行うmakiさんにお話を伺いました。
種石光/SLEEP LAB.com編集部
フリーランスの編集者で複数の会社でコンテンツの制作に携わる。締め切りに追われると睡眠が不規則になり、パフォーマンスが落ちていないか心配。「SLEEP LAB.com」では、情報発信のお手伝いをしつつ、自身の睡眠の質を高めていきたいと思っている。

不眠が改善した結果、パフォーマンスの変化を実感

種石 よろしくお願いします!まず最初にmakiさんのプロフィールを教えてください。
maki 初めまして。私は新卒でシステム系の会社に入社し、以来エンジニアとして10年以上働いています。SLEEP LAB.comには昨年の秋から参加させていただいていて、最近はコミュニティの中でも積極的にプロジェクトを企画し、発信活動を行う「エバンジェリスト」になりました。
種石 なぜSLEEP LAB.comに興味を持たれたのですか?
maki きっかけは自分の不眠症でした。入社してすぐ同僚とウマが合わなくて、ストレスを感じながら仕事をするようになったんです。そのストレスが原因でなかなか寝付けなくなってしまって……。
寝る準備を済ませて、12時前にはベッドに入るのですが、ずっと考え事をしてしまったり、携帯を見てしまったりでスムーズに寝付けず。ようやくウトウトしだしたころには、もう朝だった、ということも多かったですね。毎日「もう朝か..….嫌だな..….」と思いながら、会社に行ってました。
不眠に悩んでいた頃。不眠のストレスから逃れるため、遅くまで飲み歩くこともあったそう
種石 それはツラいですね…不眠はどれくらいの期間続いたのですか?
maki 気がついたら自然と眠れるようになっていたので、正確な期間はわからないんですよね。配属されて5年ほど経って職場環境が変わってから徐々に寝付きが良くなっていって、それからは日中のパフォーマンスも上がりました業務時間で眠気に襲われることも少なくなりましたし、集中力も増した気がします
そんな変化を実感して初めて「これまでパフォーマンスが上らなかったのは、睡眠のせいなのかも」と気がついたんです。それからは、睡眠に気をつけるようになり、積極的に情報収集も行うようになりました。
種石 なるほど。体調がおかしくなっていても、その瞬間にはなかなか気づかないものですよね。後からになって初めてわかったと……。
maki そうですね。それから睡眠に興味を持って色々と調べていくなかで、たまたまSLEEP LAB.comの紹介記事を読みました。自分自身がもっと睡眠の質を上げたかったのと、自分と同じように睡眠に課題感を持っている人が、 具体的にどんなことに悩んでいるのか知りたいと思って、参加してみることにしました。

自ら新サービス「寺スパ」立ち上げ

種石 他の人の悩みを知りたいと思ったのはなぜなのでしょうか?
maki 私自身がつらい思いをしたので、同じように苦しむ人を減らしたいと思ったからですね。実は、少しでも誰かの力になることができればと、本業と並行して睡眠に悩みを抱える人たちを対象に「お寺でドライヘッドスパ」、略して「寺スパ」というサービスの提供を昨年から始めました。簡単に言えば、お寺の中でドライヘッドスパを行うというサービスで、落ち着いた雰囲気の場所でのドライヘッドスパで日頃のストレスを解きほぐし、入眠効果を高める狙いがあります。
実際に「お寺でドライヘッドスパ」を施術するmakiさん
寺スパ@蟠龍寺(東京都目黒区)。施術前に副住職さんのありがたいお話も聞けます。
種石 ご自身で睡眠課題を解決するためのサービスを立ち上げたのですね!
maki そうですね。細々とやっていて、時間のあるときしかできていないですが、今後も続けていって、少しでも世の中の睡眠に不安を感じている人を減らしたいと思っています。そのためにも、人がどんな課題を抱えているのか、もっと知りたいと思っていて、SLEEP LAB.comならそれができると思ったんです。
makiさんにビデオ会議でお話を伺った

みんなで試すから、続けられる

種石 makiさんが今コミュティ内で取り組んでいることを教えてください。
maki 「トライアウト会」の企画・運営です。トライアウト会とは、世の中にある睡眠グッズやサービス、快眠方法などの中で気になるものをチョイスし、それをコミュニティメンバーで一緒になって試してみる、という企画です。「もっとこんな機能があれば」と新しいアイデアを発見できればと思っています。
体験した結果、意見をコミュニティメンバーとシェアすることにより、もっとこんな機能があったらいいな、といった発見や、自分にベストな睡眠方法を探求できる、と考えています。自分に合う合わないは、試してみないとわからないですからね。
まず最初は何を体験するのかを決め、次に興味のあるメンバーをコミュニティ内で募ります。そして、実際に期間を決めて体験し、その後メンバーで集まってよかった点や改善の余地などを話し合います。
例えば先日は、眠りの浅い時間にアラームを鳴らして、スッキリ起こしてくれるアプリをみんなで試してみました。体験メンバーには、期間中の毎日の目覚めのすっきり具合や、日中の集中具合を点数化して記録してもらい、そのデータを元に後日みんなで議論したんです。
議論では、実際に効果的だったのかはもちろん、「気持ちよく起きられるが二度寝してしまう」といった、実際に体験してみないとわからないような面白い意見も多く出ましたね。
私個人としては、気になる睡眠グッズが効果的なのか検証できたり、メンバーが普段どんな悩みを抱えているのか知ることができたりするので非常に有意義だなと感じましたし、メンバーを巻き込むことで自分自身が質の良い睡眠を探求するモチベーションの維持にも繋がっています。多分、自分一人で何かやってみても、毎日記録をつけ続けることはできなかったのではと思いますね。

情報発信力を高め、同志を集めたい

種石 今後、SLEEP LAB.comでやっていきたいことは何かありますか?
maki 引き続きトライアウト会は続けて、自分に合った睡眠のあり方について探求するのと同時に、いろんな人の悩みについて知りたいです。
個人的には、コミュニティメンバーがどんな睡眠課題を持っていて、それをどのようにして解決していったのかをもっと知りたいなと思っています。定期的に睡眠をテーマにお話しする「SLEEP LAB Bar」などの交流の場を活用していきたいですね。
また「寺スパ」をはじめ、睡眠に関する取り組みをもっと発信したいと思っていて、そのためのスキルを身につけたいとも思っています。ありがたいことに、エバンジェリストや発信活動に関わるコミュニティメンバーは、NewsPicksが主催する講座を受講できたり、実際の取材現場に同席できたりするので、その環境をフルに活用して自分のスキルを上げたいですね。
SLEEP LAB.comにはたくさんのメンバーがいます。今後も発信を続けることで、私が今取り組んでいるトライアウト会や寺スパといった活動に興味を持ってもらえるとうれしいですね。そして、普段出会えない人たちと繋がりながら、難しい睡眠の課題を一緒に解決していきたいです。
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「SLEEP LAB.com」は、睡眠にまつわる最新情報を取得しながら、睡眠のリーディングカンパニーとともに新商品創出に携わることができる共創型コミュニティで、「ヒトと社会とビジネスに、一流の睡眠を。」をテーマに活動しています。
睡眠に関するさまざまなハックを実践しているメンバーや、睡眠を通じビジネスパーソンの生産性やwell-beingを向上させるための世論形成をしたいというメンバーなど、多様なメンバーが参画。オンラインでの定例会や交流会が開催され、新しいアイデアのプレゼンや、過去の活動に対する表彰、メンバー同士の交流など活発に活動しています。
ここでしか見ることのできない「睡眠」コンテンツも配信中です。
今後も新たなサービス・プロダクト開発など、コミュニティメンバーで共有・共創し、「一流の睡眠」が当たり前になる世界をめざして活動していきます。ぜひ一緒に、睡眠の新たなカタチを創ってみませんか?