「ティール組織にしよう」 というアプローチが 極めてナンセンスな理由
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対話が成り立つ基盤作りが先
組織というのは、ビジネスなら、経営と従業員、部署内のメンバーで構成されるとおもいます。
【大切なことは、慢性疾患が一体どういうものかを対話的に解きほぐすことです。そうすることで、問題の発生を通じて、よりよい組織をつくっていくことにつながるのです】
経営は、「組織の状態は、、、」と課題視しても、従業員は、「私には別に関係ないし、、」と対峙すらしてない時、慢性疾患であることの把握、その根本原因の確認、恒久的措置の検討など、【対話】で掴み、解決出来るのか、やや疑問です。
そもそも、対話が成立するのは、お互いが心を開き、事に向かい合っている人同士の関係です。
この関係は、組織で発生する【病気未満】にも気が付きますから、経営と従業員、部署内でメンバーで、自律的に解決に向けた【対話】や【工夫】も以前から行ってるはずです。
慢性疾患とは、長年続いた様々な歪みが産んだものと思いますが、対話が成立してるなら、長年も歪みは続きません。
対話が普段から成立してないからこそ、慢性疾患になるのであって、慢性疾患になったから、「さあ、話し合おう!」とはならないのでは。
ティール組織は、自律駆動出来る人の集団です。
作業をこなすレベルの人や、回すのがやっとの人のメンバーでは、ティールには遠いですが、そういう方と対話しても解決には中々ならず、業務の整理や見直し、情報の標準化や集約化を、先に進めて、誰もが【同じ土俵で対話出来る環境・基盤】を作って楽にして上げることがむしろ大事かと思います。
注目のコメント
正直、最適な組織形態は、組織の規模、業種によって変わってくる、というのが正しい見方だと思います。
ティール組織が成り立つのは、コンサルタント業のような、基本的に全員がある意味プロフェッショナルで、顧客とダイレクトに接するようなサービス業だと思います。このような業種は、変にヒエラルキーを作るよりも、組織を「文鎮型」にして各々に裁量権を持たせることで、力を発揮しやすくなり、機能すると思います。
しかし、製造業のような、毎日同じものを間違いなく作らなければいけないような業種では、各々が裁量権を持たれても困ります。また、製造業は人員を比較的多く抱えるところが多いため、ヒエラルキーがあった方が指示・命令がスムーズに進むという面もあります。
そもそも、人間は皆「性格」というのがあります。専門知識を有して顧客にグイグイ攻め入ることが得意な人もいれば、言われたことをコツコツやるのが得意な人もいます。最も大事なのは適材適所であり、組織形態云々の前に、各々が力を発揮できる環境を作れているのか、ということの方が先ですね。書籍のご紹介ですが、おっしゃる通り、と感じます。
いつも新たな考え方や理論が紹介されると、それがさも万能なソリューションのように加工されて世の中に広がっていきます。
しかし、行っている事業も違えば、組織の歴史、前提が異なるなかで、万能なソリューションなどありえません。
組織をよりよくしていくには、まず組織の文脈を丁寧に整理することから、はじまると感じます。