【NewSchool受講生作品】マーブルな女たち(きじまはるか)
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「マーブルな女たち」の作者、きじまはるかです。
ご紹介ありがとうございます。
この作品は私がはじめて完成させ世に出した物語です。
ずっと浮かんでは消える妄想をついにつかまえて形にしました。
形にしてはじめて、「私、コレが言いたかったんだ」と自分で気付きました。
そんな風にして自分の内側をひっくり返した作品です。
講師の大友啓史さん、佐渡島庸平さんのご指導があったからこそ、ここにたどり着けました。
心より感謝しております。
常に親身にサポートしてくれた運営スタッフの方、一緒に頑張った同じ目標を持つ仲間にも心からお礼申し上げます。
人が一人でできることなんてちょっとしかない、と改めて感じました。
そして誰かの助けを借り、自分ができる部分で誰かを助けて一緒に進めば、自分一人では決してたどり着けない景色に出逢えるのだと。
物語の主人公、望は「どうせ」と最初から諦めていた人間です。
「言っても分からない」そうして努力を放棄していました。
キッカケはいつも外からやってきます。
その時に掴むか、拒否するかは自分次第。
望は自分ではまったく望まないまま、流されるままにそのキッカケを掴みます。
そうして開く新しい扉は、実は望の本当の望みへの道でした。
この物語が、誰かにとっての何かのキッカケになれば、とてもうれしいです。
どうぞよろしくお願いします!きじまさんは既に、作家としてのスタイルや美学を持っている方でした。
伝えたいものを絶妙なモチーフを以て描く力量には、プロの領域を感じます。
今回の講座でも、積極的にメンバーの水の交換に付き合ってくれたり…。
彼女と話すことにより、自分の書きたいものの輪郭が明確になってきた、そんな場面も多々ありました。
「マーブルな女たち」は軽快なタッチとは裏腹に、主人公が心の奥の深刻な問題をどう乗り越えていくのか?に静かなドキドキ感がある物語だと感じています。
そのドキドキ感の先には、不思議と自分も肩の荷が軽くなるような、そんな爽快感を味わえると思います。