2021/4/21

【お茶戦争】2万社が目指す「第二のスタバ」

フリー ジャーナリスト
中国をはじめとした、世界の最新ビジネストレンドを紹介する連載「Think Different, Later」。
日本が「デジタル後進国」になった今こそ、その発想を変えることが大切です。
過度にオリジナリティにこだわり、頭を抱えない。クイックに、素早く取り組み、ライバルの長所はすぐ学ぶ。
そんなあり方を、「Think Different(異端であれ)」ではなく、「Think Different, Later(やってから考える)」と表現しました。
ダイナミックに成長するアジアから、示唆にあふれたストーリーを現地投資家、アナリストらがお伝えします。
ナビゲーター役は、わたくしジャーナリストの高口康太が務めます。
本日は、中国の現地VC「心元資本(Cherubic Ventures)」より、鄭博仁(マット・チェン)さんのレポートです。

アプリと配達で目指した打倒スタバ

鄭博仁 スタバ、すごいですよね。
世界90の国と地域に3万店舗超、コロナで苦しんだ2020年決算(2019年10月~2020年9月)でも売り上げは235億ドル(約2兆5500億円)、時価総額は1393億ドル(約15兆1000億円、2021年4月16日時点)。
世界最大のコーヒーショップチェーンです。このスタバをもう一つ、作れたら最高だと思いませんか?