[19日 ロイター] - 米ゲーム販売のゲームストップは19日、経営刷新の一環でジョージ・シャーマン最高経営責任者(CEO)が7月31日までに辞任すると述べた。ネット販売に軸足を移そうとする筆頭株主のライアン・コーエン氏がますます指揮権を得ることとなる。

ゲームストップは既に後任を探していると述べた。

ゲームストップはまた、シャーマン氏が、辞任前後の取締役としての報酬を受け取らない方針を示したと述べた。2020年の業績に応じた株式報酬も受け取らないことに合意したという。

規制当局に提出された文書によるとシャーマン氏は既に、業績目標を達成できなかったことで約58万7000株の権利を放棄した。

ペット用品オンライン販売チューイーの共同創業者であるコーエン氏は今月初めにゲームストップの会長に就任して以降、支配力を強めている。リフィニティブのデータによるとコーエン氏の投資会社RCベンチャーズはゲームストップ株の13%近くを保有する。

ゲームストップは米ウォルマートなどの小売り大手や、米マイクロソフトやソニーグループなどのテクノロジー企業と対抗できる電子商取引(EC)企業に変革しようとしている。