[デトロイト 16日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズ(GM)と韓国の合弁パートナー、LGエナジー・ソリューションは16日、電気自動車(EV)用電池の中核部品である電池セルの生産工場を米テネシー州スプリングヒルに建設すると発表した。規模は23億ドル相当で米国で2カ所目の工場となる。

2023年終盤の開設を予定しており、1300人を雇用する。生産能力は約35ギガワット時で、オハイオ州ローズタウンの両社の合弁工場と同様となる。EV市場で拡大する需要に対応する。

新工場は年間50万台以上への電池パック供給が可能という。

GMのバーラ最高経営責任者(CEO)は「合弁パートナーのLGエナジー・ソリューションとともに米国で2カ所目となる電池セル工場を建設することは、オール電化の未来への移行に向けた大きな一歩だ」と述べた。

LGエナジーの親会社LG化学の規制当局への提出文書によると、LGエナジは20─23年に新工場に9億3350万ドルを投資する。

現在、EV用電池工場は中国と韓国に集中しており、米国での電池生産は米テスラとパートナー企業のパナソニックが主導している。