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アマゾンによる昨年のバリュークリエイションは、従業員に対する額が$91Bもあり、株主に対する$21Bを遥かに上回るとしたことを辛辣に批判する論説がThe Informationから出ています。

人件費と純利益を同列に「バリュー」として扱っていることをこき下ろしていますが、恐らくベゾスはGDPの構成要素を念頭にこのような数値をあげたのでしょう。

記事では、人件費は労働の対価だから「価値の交換」であり「価値の創造」ではないとしています。しかし投資リターンも、元本とリスクテイクの対価です。ここでは単に、大きく増えたものを創造と呼び、あまり変わっていないものを交換と呼んでおり、要するに資本家が労働者より儲かる仕組みになっているという、トマ・ピケティの「r > g」を指摘しているわけですね。


ベゾスの綴った2020年の「バリュークリエイション」

アマゾン株主 $21B → 会社の純利益
アマゾン社員 $91B → 会社の人件費
アマゾン出店者 $25B
アマゾン顧客 $164B
合計 $301B

GDPってのはざっくり言うとEBITDA+人件費なので、上記分解は概念的にこれを踏襲しています。なお、出店者の人件費が除かれていますが、これは$100Bを超えるでしょう。顧客の$164Bは、時間節約などにより生まれたGDPつまり、「交通渋滞によって失われたGDP」の逆コンセプト。