[13日 ロイター] - 人気ゲーム「フォートナイト」を開発した米エピック・ゲームズは13日、資金調達ラウンドで10億ドルを調達したと明らかにした。企業価値は287億ドルと算定された。

すでに同社に出資しているソニーグループが新たに2億ドル出資したほか、アパルーサ、ベイリー・ギフォード、KKR&Coからも出資を受けた。

米アップルは、エピックがフォートナイトに導入した独自課金システムがアップストアの規約に違反したとして、フォートナイトを削除。エピックは削除の差し止めを求めて提訴するなど、問題は法廷闘争に発展している。

エピックのティム・スウィーニー最高経営責任者(CEO)は、今回の資金調達ラウンド後も支配株主にとどまる。

同CEOは「今回の出資は『フォートナイト』『ロケットリーグ』『フォールガイズ』のコネクテッド・ソーシャル・エクスペリエンスの構築に対する取り組み加速に寄与するほか、『アンリアル・エンジン』『エピック・オンラインサービス』『Epic Gamesストア』を通じてゲーム開発者やクリエーターを力づけることができる」と表明した。

エピックは昨年、ソニーから2億5000万ドルの出資を受けた。2018年にもKKRなどから12億5000万ドルを調達している。