[東京 13日 ロイター] -

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 109.67/69 1.1891/95 130.44/48

午前9時現在 109.37/39 1.1909/13 130.28/32

NY午後5時 109.37/40 1.1909/13 130.29/33

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から上昇し109円後半で推移している。アジア時間の取引で米金利が上昇したことを背景に堅調な動きとなった。

ドルは朝方の109.36円を安値として午後にかけてじり高となり、一時109.75円と12日午前の水準まで切り返した。米10年債利回りが1.66%台から1.69%台へ上昇し今月6日以来1週間ぶり高水準をつけたことが、ドル買いの手掛かりとして関心を集めていた。

米セントルイス連銀ブラード総裁の発言も話題となった。ブルームバーグとのインタビューで同総裁は、米国で新型コロナワクチン接種率が75%に達すればコロナ危機が収束しつつあることを示すシグナルとなり、資産購入のテーパリング(段階的縮小)を検討するのに必要な条件が整うとの見解を示した。「金融政策の正常化はまだ先との見方が広がり、ドルを支えた」(外銀)という。

市場の注目は、きょう発表予定の3月米消費者物価指数(CPI)と30年国債入札。「インフレへの関心がにわかに高まっている。CPI発表後に米長期金利が上昇すれば、ドルも連れ高になりそうだ」(別の外銀)との意見が聞かれた。

米ニューヨーク連銀が12日公表した3月の月次調査では、消費者の短中期インフレ上昇期待が約7年ぶりの水準に上昇したほか、労働市場を巡る楽観的な見方が強まっていることが分かった。

(為替マーケットチーム)