[12日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が12日公表した3月の月次調査から、消費者の短中期インフレ上昇期待が約7年ぶりの水準に上昇したほか、労働市場を巡る楽観的な見方が強まっていることが分かった。

調査は米国内の約1300世帯を対象に実施。1年先インフレ期待は3.2%、3年先インフレ期待は3.1%にそれぞれ上昇した。

住宅、ガソリン、家賃向けの支出増見通しも、調査が始まった2013年以降で最高の水準に達した。

1年先の失業率が上昇しているとの見方は34.4%と、2月の39.1%から改善し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まってから最も楽観的な水準に達した。

また1年先に失業しているとの見方も12.8%と、前月の14.2%から改善した。