[ワシントン 8日 ロイター] - 米国務省のプライス報道官は8日、ウィーンで実施されているイラン核合意を巡る当事国の対面協議について、米国とイランの合意を過度に期待しないようけん制した。

プライス報道官は記者団に対し、協議は「建設的」に進んでいるとしながらも、「過度な期待は禁物だ」と述べた。

その上で、週末の協議中断に合わせ、米国のイラン担当特別代表ロバート・マレー氏が帰国すると明らかにした。イラン、英国、中国、フランス、ドイツ、ロシアは9日、欧州連合(EU)が議長を務める合同委員会の会合を開く。

プライス報道官は、専門家レベルの協議が来週にも再開される可能性があるとしている。