東京で拡大? 変異ウイルス「E484K」とは
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ウイルスが増殖し、ヒトからヒトへ感染が広まっている以上、新たな変異株がうまれる可能性は常にあります。変異株の存在がどれほど影響するかは、主に以下の3つの指標で判断することができます。
1、ヒトからヒトへの感染しやすさ
2、感染したときの重症化率、死亡率の高さ
3、既存のワクチンへの抵抗性
今回指摘されている「E484K」の変異についてはこれらの情報は現在のところわかっていません。これらの知見を得るためには、症例の蓄積と他の症例との比較・解析が必要となるため、知見が得られるのはもう暫く先になりそうです。変異については山中先生や黒木先生の総論が分かりやすいと思います。
https://www.covid19-yamanaka.com/sp/
E484Kの変異を含むウイルスに対しては、回復後の血漿(抗体が含まれる)療法が効果がなく、自然獲得した抗体を避けることができるとされています。なので、再感染の報告が多い。
他の変異も合わさるので一概には言えないですが、変異前の抗原に合わせたワクチンは効果の低下が懸念されています。各製薬会社は既に対応を始めていて、対応したワクチンの臨床試験中です。
南アフリカやブラジルで確認されたものだけでなく、色んな国でこの変異が確認されています。感染済みの人に再感染出来るようになるので、より生存に適しているのでしょう。厚生労働者のスクリーニング検査の対象外の種類とことです。このタイプの感染者が確認されている都内の病院では、東京の変異ウイルスの主流は「E484K」で、すでに都内で広がっている可能性があるとして、警戒を呼びかけています。
コロナ変異 厚労省スクリーニング対象外の種類 都内で | TBS_NEWS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4237581.html?from_newsapl