室温動作で低コスト、ダイヤモンドベースの量子演算器
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Quantum Brilliance という会社はオーストラリアの大学発スタートアップで、ダイヤモンドをベースにした量子ゲートマシンを実現しようとしているようです。
https://quantumbrilliance.com/
元になった研究室ではダイヤモンドの中の炭素原子一つを窒素に置き換えたような構造を十年単位で研究しており、これを使えば常温で量子コンピュータに必要なゲートが作れることを示した論文を2020年に出していました。この研究が今回の発表のベースのようです。
https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1367-2630/abb0fb/meta
現在の量子コンピュータは絶対零度近くで運用しないと熱でスピンがすぐに変わってしまいますが、常温の量子コンピュータが実現できれば、普通のデータセンター向けに量産できます。ゆくゆくはGPUのようにパソコンやスマホのチップから呼び出すようなものになるかもしれませんね。
この記事に出てくる量子アクセラレーターというのはどうやら一般的な用語ではないようで、普通に量子コンピュータと考えて良いと思います。なぜこの用語を使ったのかわかりませんでした。
ちょうどこちらのNatureの動画もありました。
https://youtu.be/VCT0wDLyvSs