【ブレークスルー】「接ぎ木」の万能選手を発見した
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今回の「ディープな科学」は、昨年、植物科学の分野で大きな反響を呼んだ「接ぎ木」に関するブレークスルーを取り上げます。
地道な実験の積み重ねで発見を成し遂げた、野田口理孝・名古屋大学准教授に話を伺いました。
古来から使われている技術にもかかわらず、これまで科学的な解明がほとんどなされていなかった、というのは驚きでした。
今後の研究の進展も楽しみです。一般的すぎて誰も研究してなかったところでも、一つの発見からこれだけ新しい科学的成果に繋がったのはすごいブレイクスルーでしたね。
そして一般的すぎて熟練者がいっぱいいるからニーズがありそうで無かった「接木を簡単にするツール」を作ったのもおもしろい。グランドグリーンのサイトの下の方に載ってる「接木カセット」の図を見たら簡単そうで笑っちゃいました。
https://www.gragreen.com/servicesこれは驚きました...!
植物は人間じゃ絶対起きないような現象が多くて面白いです。
この新たな知見と、接木をシステマティックに作業できる仕組み、合わさると人類を救う技術になるかもしれませんね。
食べるだけじゃなくて、薬、香料、色素など、我々は植物の力に助けられる場面が多いので🌱
接木といえば、僕はボタンが好きで、毎年シーズンには近隣のボタン園を巡っているのですが、このボタンもシャクヤクに接木して育てられます。
随分前、ボタン園の方にその仕組みを教えてもらった時に、シャクヤクのようなしっかりした台木に、もっといろんなレア植物を生やせないのかと尋ねたところ、それは難しいと苦笑されてしまったことがあります笑
ついにその常識がひっくり返ったということで、今年、もしボタン園が開園してたら、この話をしてみようと思います。
Memo
✩Cell-cell adhesion in plant grafting is facilitated by β-1,4-glucanases
https://science.sciencemag.org/content/369/6504/698/tab-pdf