[23日 ロイター] - 3Dプリンター技術の米ベロ3D(Velo3D)は、特別買収目的会社(SPAC)のジョーズ・スピットファイア・アクイジションとの合併を通じて上場する計画。両社が23日に発表した。企業価値の評価額は約16億ドルとなる見通し。

ベロ3Dは2015年に設立。企業向けに3Dプリント技術を活用したハードやソフトを提供しており、米実業家イーロン・マスク氏が率いる民間宇宙企業スペースXも顧客。

これまでにも、ベンチャーキャピタルから1億3800万ドルを調達している。2020年の売上高は2000万ドルだった。

ジョーズ・スピットファイア・アクイジションは、スターウッド・キャピタル・グループのバリー・スターンリヒト会長が昨年設立。12月の新規株式公開(IPO)では3億ドルを調達した。

女子テニスのスター選手、セリーナ・ウィリアムズ氏は同社の取締役会メンバーの一人。