(ブルームバーグ):

シェアオフィス事業を展開する米ウィーワークは、新型コロナウイルス感染拡大に伴い世界各地で共用オフィススペースを閉鎖した影響で、昨年32億ドル(約3480億円)の損失を出した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。

同紙によれば、ウィーワークが10億ドルの新規投資獲得と特別買収目的会社(SPAC)との合併による上場に向け、投資家に示した文書で損失が明らかになった。

FT紙が確認した文書の内容によると、2020年末時点でウィーワークのグローバル不動産ポートフォリオの稼働率は47%と、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前の年初( 72 %)から大きく低下した。同社はその一方で、収入が昨年の32億ドルから24年までに70億ドルに増えると予想しているという。

原題:WeWork Tells Investors It Lost $3.2B Last Year: FT(抜粋)

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