最低賃金、地方での底上げを提言 首相意欲「全国平均千円」
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注目のコメント
私は中小企業の経営という立場ですが、この件を中小企業いじめという見方には賛同できません。
1,000円と言わず、1,500円ぐらいまで一気に引き上げてみてはどうでしょうか。じわじわ上げていくと、じわじわ利益を削りながら生きながらえようとする企業がたくさん出てきてしまう。一気に1,500円まであげれば、それを理由に企業の提供する商品やサービスの売価を引き上げるのが当たり前という空気が世の中にできるはず。
我々のような立場の人間は、これを値上げのチャンスだと思えないといけないのではないでしょうか。アトキンソンのアドバイス通り。
そして立憲民主党も恐らく反対しないという地獄。
現在、実体経済に出回っている貨幣の総量が少なくて苛烈な「椅子取りゲーム」状態になっています(つまりデフレ)。
ここで政府が実体経済に貨幣を供給せずに最低賃金を上げただけなら、椅子取りゲームは更に苛烈さを増しますよね。
「とにかく最低賃金を上げろ」と主張する方に伺いたいのですが、では従業員の給料として支払うその上乗せされた貨幣は、企業は一体どこから奪ってくれば良いのですかね?
ちなみに繰り返しますが、現在はデフレで実体経済の貨幣は不足している状態ですよ?
つまり「もっとカネを激しく奪い合え!」って主張ですよね?
そのような専門家・有識者について、自覚があるならサイコパスだと思いますし、自覚が無いなら専門家・有識者として無能だと思います。
最低賃金を上昇させた所で、貨幣がどこからか不思議と湧いてきて、実体経済の貨幣総量が増える訳ではありません。
どこからか不思議と湧いてきてインフレに転じると言うなら、その根拠を論理的に示すべきです。
デフレ期における実体経済への貨幣供給は、政府による大胆な国債発行以外あり得ません。
充分に国債発行を行い、充分にデフレから脱却できている(=実体経済の貨幣総量が充分過ぎる状態)なら、最低賃金を上昇させる事も良いでしょう。
※とは言え、全国一律と言うのを全て企業側に負担させるのでは、地方の企業は厳しくなりそうですが。
こんな地獄の政策に賛同する専門家・有識者には「生活者の顔」「中小零細企業の経営者の顔」が見えてないのか?と問いたい。
そんなに拝金主義が加速された社会がお望みか?急いで実施してもらいたい。コロナ禍を別にして、最低賃金があがると経営が成り立たない企業は持続可能性がない、と考えられるようにしないとデフレは止まらないのでは?