(ブルームバーグ): サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、天然ガス由来の水素とアンモニアなどの分野の研究で中国との協力関係を「拡大・強化」する計画だ。同社のアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)が明らかにした。

ナセル氏は北京で開催された中国開発フォーラムで、「ブルー水素」と「ブルーアンモニア」、合成燃料、CCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)といった分野で、アラムコは中国と協力する予定だと説明。「これらは全て、われわれの長期的かつ低炭素化に向けた目標を達成するために不可欠なものだ」と述べた。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による原油価格の低迷期を受けた設備投資抑制の流れにもかかわらず、アラムコは中国のプロジェクトへの投資拡大の可能性を見込んでいる。

原題:Aramco Aims to Partner With China on Blue Hydrogen, CEO Says (1)(抜粋)

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