CO2排出ゼロ、水から水に戻る「水素エネルギー」「人工光合成」は夢ではない
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『小学校・中学校でも習う光合成は、太陽のエネルギーを使って、CO2と水から有機化合物の一種である糖質(デンプン、セルロースなど)と酸素を産生する反応として知られている。しかし、この反応は一つの反応ではなく、複雑な多くの反応が連続して進行する多段階反応だ。
その反応は、太陽の光エネルギーを吸収して化学変化がおこる「明反応」と、その産生物を使ってCO2から糖質を合成する「暗反応」の2つの反応に大別される。
明反応のステップでは、光エネルギーによって水が分解し、酸素と水素イオンと電子が生じる。この酸素が大気中に存在する酸素の源だから、光合成が、いかに優れた貴重な反応であるかがわかる。
光合成生物は、地球に到達する太陽光の0.1%しか使っていないと言われている。あり余っている太陽エネルギーを人間が使えるエネルギーに変えることが求められている。』