米中会談、米側の態度は非友好的 外交儀礼違反＝中国メディア

［北京　１９日　ロイター］ - 米アラスカ州アンカレジで行われている米中外交担当トップによる直接会談について、中国国営メディアは１９日、米国側の冒頭発言は「非友好的」な上、決められた時間を超過しており、外交儀礼に反すると伝えた。

中国代表団の関係者は中国国営中央テレビ（ＣＣＴＶ）に中国は事前の取り決めに沿って準備し、「誠意」を持って協議に臨んだと主張した。

「しかし米側は冒頭発言で時間を大幅に超過した上、中国の内政・外交政策に対し不合理な非難や攻撃を行い、口論を引き起こした」と批判した。

「これは客をもてなす態度ではなく、外交儀礼に反している」と述べた。

コメント

注目のコメント

• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2021年03月19日

  アンカレジ会議では米中双方が言いたいことを相手に言いっぱなしだった。中国メディアの報道ぶりには、米中関係の一面がでている。中国メディアは「時間を大幅に超過した上、中国の内政・外交政策に対し不合理な非難や攻撃を行い、口論を引き起こした」「これは客をもてなす態度ではなく、外交儀礼に反している」と報道した。随分と上から目線。中国は「米国が中国との競争で米国の敗色が濃厚になってきた。米国は礼儀をわきまえず中国の政策に不合理な批判や攻撃を実行している」と考えているのだろう。