電動スクーター「小牛(Niu)」20年4Q決算:海外販売が好調、前年同期比約3倍
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アメリカを中心とした、諸外国では電動スクーターよりも、電動キックボートが普及しておりますので、今回は電動キックボート市場について説明させて頂きます。
電動キックボードは、公共交通機関やシェアリングサービスなどの多様な移動手段を一つにまとめ、予約や決済を一本化するサービス「MaaS(Mobility as a Service)」の一角として注目され「ラストワンマイル」と呼ばれる0.5~4km(徒歩5~45分)の移動に適したモビリティです。
アメリカやヨーロッパを中心に急速な発展を遂げており、世界の市場規模は2025年に400億~500億ドルに上るとみられます。また、主要企業には数億ドルの資金が集まっており、このビジネスの勢いが見てとれます。
○主要企業
Lime (サンフランシスコ):7.5億ドル調達、Bird (サンタモニカ):4.1億ドル調達、Grow Mobility(メキシコシティ)::1.5億ドル調達
*()内は本社所在地
また、電動キックボードが普及する条件としては、以下4点が挙げられます。
人口密度が高い:人口密度が高ければ、自家用車の所有や駐車には高いコストがかかり、公共交通機関は満員で、また、道路も混雑していてタクシーや配車サービスの利便性も限られるため、電動キックボードの普及に適した環境となる
自転車用のインフラが整備されている:自転車専用レーンや、自転車用の駐車スペースは、電動キックボード用に使うことができる
天候が良い: 電動キックボードは厳しい天気には適していない。激しい雨が降る都市や長期の雨期があるエリア、寒冷な地域には普及しづらい
若年層の人口が多い:若年層は電動キックボードのもっとも大きなユーザーグループなので、人口の中で学生の比率が高い街には適した移動手段となる