[アムステルダム 15日 ロイター] - オランダで15日、議会選挙の投票が始まった。政府の新型コロナウイルス対策への事実上の信任投票となるが、ルッテ首相が政権を維持するとみられている。

今週公表された4つの世論調査によると、首相が属する中道右派の与党・自由民主党(VVD)の支持率は21─26%で、反イスラムを掲げるウィルダース氏が率いる最大野党・自由党(PVV)の11─16%をリードしている。

キリスト教民主勢力(CDA)、労働党、「グリーン・レフト」党、民主66が3位の座を争う。このうち2─3の政党がVVD主導の連立政権に加わる公算が大きい。

議会の定数は150議席。投票は0630GMT(日本時間午後3時半)に始まり、17日2000GMTに締め切られた直後に最初の出口調査が公表される。

54歳のルッテ氏は2010年から3期にわたって首相を務めている。

オランダは新型コロナワクチンの接種開始が欧州連合(EU)加盟国で最後になったが、これまで病床の逼迫は起きていない。