[北京 15日 ロイター] - 中国で10年ぶりの大規模な黄砂が発生した。首都北京は15日、大量の黄砂が漂い視界が悪くなり、航空便の欠航が相次いでいる。

気象当局によると、黄砂は内モンゴル自治区から甘粛省、山西省、北京市を取り囲むように位置する河北省に広がっている。

北京の国際空港では正午(日本時間午後1時)時点で約2割の便が欠航している。

北京中心部では、高層ビルの最上部がほとんど見えず、街行く人々は顔や頭を覆って歩いている。

中国は例年3月から4月にかけて、ゴビ砂漠などの砂が強風で巻き上げられ広範囲に広がる黄砂に見舞われる。