[東京 15日 ロイター] -

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 109.27/29 1.1931/35 130.39/43

午前9時現在 109.10/12 1.1948/52 130.37/41

NY午後5時 109.00/03 1.1952/56 130.29/33

午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の109円前半。米国金利の上昇を受けて9カ月ぶり高値を更新した。

ドル/円は週明けも「米金利にらみの展開」(外銀)。アジア時間の取引で米10年国債利回りが1.60%台まで低下するとドルも108.92円まで下落したが、その後1.63%台へ切り返すとドルも109円台へ反発した。午後3時過ぎには一時109.35円まで上昇し、昨年6月8日以来の高値をつけた。

円安進行の側面を指摘する声もあった。日銀が19日に発表する金融緩和策の「点検」では、上場投資信託(ETF)の購入を市場環境に合わせて調整する方法に変更する可能性があるとして「思惑的な円売りが広がる余地がある」(外為アナリスト)という。

商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組によると、3月9日時点の円ロングは6514枚と、前週の1万9270枚から大幅に縮小した。「買い持ちの取り崩しによる円売りはほぼ一巡した。これから円安進行のピッチは緩むのではないか」(別の外銀)との指摘もあった。

(為替マーケットチーム)