[ソウル 12日 ロイター] - 韓国外務省は12日、ミャンマーの軍事クーデターによる政情不安を受け、同国との防衛・安全保障の対話を停止すると発表した。

また同国への武器および戦略的物資の輸出を禁止し、開発支援を見直すほか、状況が安定するまでミャンマー国民の韓国滞在を認める人道的な措置を取ると表明した。

外務省は声明で「韓国を含む国際社会の度重なる要求にもかかわらず、ミャンマーでは軍と警察当局による暴力行為による死者が増えている」と非難した。

韓国政府は同国との開発に関する協力を一部見直すが、ミャンマー国民の生活や人道支援に直接関係するプロジェクトは継続するとした。

韓国のミャンマー向け武器輸出は2019年を最後に行われていない。国際援助透明性イニシアティブ(IATI)に提出されたデータよると、韓国はミャンマーの開発プロジェクトに数百万ドルを支出している。