五輪観客決定「5~6月かも」 バッハ氏、後ろ倒し示唆(朝日新聞デジタル)
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大会主催者であるIOCとしては、可能な限り多くの観客の中で大会が開催されることを望むでしょうから、できるだけ後ろで判断したいと考えるのは当然だと思います。これはお金の問題ではなく、大会の盛り上がりという意味で。
観客の扱いについては、感染の問題だけでなく、暑熱に関しても考慮が必要です。通常でも、Mag & Bag と呼ばれる会場入口でのセキュリティチェックとそれに並ぶ行列をどのようにさばくかが非常に難しい課題です。新型コロナ対策で物理的距離を確保し、しかも長い行列に並ぶ人々が熱射病にならないように配慮しなければなりません。それを誘導するボランティアも増員が必要です。場所と人、そして冷却設備をどのように確保するのか、おそらく組織委員会の人たちは奔走中でしょうから、後ろ倒しなんてとんでもないという気持ちもよくわかります。
選手や関係者は「Playbook(s)」というルールの中で、隔離と定期的な検査を行うので、コントロール可能ですし、これまでの国際大会でも「バブル」システムという同様のルールの中で戦ってきているので慣れていますから、今の状態なら開催自体は可能だと思います。
しかし、観客の行動はコントロールできませんので、IOCとしてはマックスで準備しておいて、判断はできるだけ後ろ倒しにし、状況によって観客の規模を縮小していきたいという意向なのだと思います。