(ブルームバーグ): デジタルメディアの米バズフィードが特別買収目的会社(SPAC)「890フィフスアベニュー・パートナーズ」との合併を通じた株式公開に向け協議している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

交渉の非公開を理由に関係者1人が匿名で語ったところによれば、バズフィードは株式の公開を将来の買収に活用する可能性がある。どの程度の額の取引となるのかは不明。条件が変わったり協議が頓挫したりすることもあり得るという。

バズフィードと890フィフスアベニューの担当者からコメントは得られていない。

バズフィードはハフポストの共同創業者でもあるジョナ・ペレッティ氏が2006年に創業した。890フィフスアベニューは1月の新規株式公開(IPO)で2億8750万ドル(約310億円)を調達した。同社はテクノロジーやメディア、通信などの分野に注力している。

原題:BuzzFeed Is Said to Be in Discussions to Go Public Via SPAC (1)(抜粋)

©2021 Bloomberg L.P.