【小島英揮】実践的な「ビジネスコミュニティ」をいまこそ創ろう

2021/3/16
プロジェクト型スクール「NewsPicks NewSchool」では、2021年4月から「コミュニティマーケティング実践」を開講します。
プロジェクトリーダーを務めるのは、コミュニティマーケティングをいち早く推し進めたAWS(アマゾンウェブサービスジャパン)のマーケティング本部長を務めるなど、コミュニティマーケティングの第一人者である小島英揮氏です。
こちらではプロジェクトの概要と小島氏からのメッセージをお届けします。

プロジェクトの概要

VUCAの時代、そしてコロナ禍と、不確実性が高まる時代において、ビジネスにおけるコミュニティの存在感は確実に高まってきています。
一方、「コミュニティ・バブル」とも思えるコミュニティを銀のタマにとらえる論調や、コミュニティ経験のない人や組織がコミュニティ構築をコンサルする等の状況が見受けられ、「コミュニティ幻滅期」が始まっているとも言えます。
本プロジェクトでは、実践に裏打ちされたビジネスコミュニティの立ち上げ・運営のフレームワークを提供するとともに、参加者の方とのディスカッションやワークショップを通じて、個々のケースに合ったビジネスコミュニティ創りの計画書の作成を目標とします。
プロジェクトの詳細はこちら

プロジェクトリーダーのメッセージ

企業のコミュニティ担当になったとき、おそらく社内には「ロールモデル」となる人がおらず、シゴトの進め方や、コミュニティ運営を相談ができずに一人で抱え込んでしまうことが数多くみられます。
このプロジェクトでは、そんな皆さんが道半ばで「遭難」しないためのフレームワークや考え方を身につけるだけでなく、一緒に学んだ人たちが相互に助け合い、ゴールを目指すコミュニティの一員になっていく過程をぜひ体験していただきたいと思っています。
コミュニティを学ぶには、まずコミュニティに参加する。アタマだけで理解するのではなく、実体験でも理解する、そんなプロジェクトに興味のある方の参加をお待ちしております。

プロジェクトで得られるもの

・マーケティングのキホンとコミュニティの関係
・Sell through the Community モデルの理解
・コミュニティ成長に必要な要素の理解
・コミュニティリーダー、フォロワーの発掘、育成方法
・コミュニティマネージャーに必要な資質の理解・適切なKPIや会社への説明方法

プロジェクトスケジュール

Day1 4/15 (thu)19:00-22:00
マーケティング×コミュニティの基礎


本プロジェクトでは、趣味のサークル、著名人のオンラインサロンのようなものではなく、ビジネスにおけるマーケティング手法としてのコミュニティの正しい活用方法について解説していきます。そのうえで基本となるマーケティングのキホン:Objective → Who / What / How のフレームワークについて学んだうえで、従来型のマスマーケティングと、コミュニティマーケティングのアプローチの違いについて解説します。
演習では、各参加者のObjective → Who / What / How の言語化にトライします。

Day2 4/28 (wed)19:00-22:00
Sell Through The Community モデルの理解とコミュニティ成長の法則


ビジネスインパクトのあるコミュニティを作るうえで、「Sell Through the Community」モデルの構築が不可欠です。ここではこのモデルのメカニズムを理解するとともに、コミュニティの成長を実現するうえででのマジック3:3つのファースト、3つのレイヤー、3つの成長軸、について学びます。演習では、各自が立ち上げを検討している(想定している)コミュニティの「関心軸」の言語化にトライします。

Day3 5/13 (thu)19:00-22:00
BtoC / BtoB 事例からコミュニティ成長の「再現性」を理解する

Sell Through the Community を実現している事例を、B2B、B2Cそれぞれの分野でご紹介します。実際の事例を通じて、コミュニティマーケティングの実践について、リアリティを持ってもらうとともに、広い分野で再現性のある手法である、ということを理解してもらいます。

演習では、二つの事例の共通項は何か、について議論します。
※事例紹介は外部講師を招聘予定

Day4 5/27 (thu)19:00-22:00
やってはいけない!マーケ担当者がやりがちなNG施策

コミュニティ本来の使いドコロを逸脱して、他のマーケティング施策と混同したり、「混ぜるな危険」な組み合わせをしてしまう例も多くみられます。ここでは、特にマーケティング担当者が陥りがちなNG施策について例示し、コミュニティ施策が頓挫するリスクを削減する方法についてお話します。

Day5 6/10 (thu)19:00-22:00
KPI、社内レポートポイント / コミュニティ運用に使えるツール群

コミュニティマーケティングを効果的に継続していくうえで、パフォーマンスの測定や、社内へのレポートはとても重要です。また、少ないメンバーで、UX高いコミュ二ティ運営をしていくうえでは、用途に合ったツールやサービスの選定も重要です。ここでは、こうした実運用にまつわるTIPSについて、事例や、コミュニティマネージャーへのアンケート結果等も踏まえてご紹介します。

Day6 6/24 (thu)19:00-22:00
卒業演習:Objective→Who/What/Howアップデート


初回に立てたObjective → Who / What / How がこのプロジェクトを経て、どれだけブラッシュアップされたかを皆で確認します。
「コミュニティマーケティング実践」は4/15(木)スタートです。プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。