[北京 5日 ロイター] - 中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)が開発した新型コロナウイルスワクチンは、ブラジルで発見された変異株に対し十分な抗体を形成しない可能性がある。サンパウロ大学や米ワシントン大学医学部などが共同で実施した実験でわかった。

シノバックのワクチンを接種した8人から血漿サンプルを採取して調べたところ、変異株を効率的に中和することができなかったとの結果が得られた。研究者が査読前論文を発表した。