[3日 ロイター] - 米テキサス州で電力網を運営する電気信頼性評議会(ERCOT)は3日、ビル・マグネス最高経営責任者(CEO)を解任した。

同州では先月、激しい寒波の到来で停電が発生。住民は暖房・電気・飲用水のない生活を数日間にわたって強いられ、数十人が死亡。電力料金は通常の10倍に跳ね上がった。

州議会では、ERCOTの対応を厳しく批判する声が相次いでいた。また、ERCOTの請求により、大手の電力供給機関1社が破産を申請。他の複数の機関も近く破産申請を迫られるとみられている。

テキサス州のケン・パクストン司法長官は「(今回の解任により)新たな指導部は、異常気象に備え、州の資源を効率的に準備・活用する機会が与えられる」とツイッターに投稿した。

ERCOTは、直ちにマグネス氏の後任探しを開始する。