[シンガポール 4日 ロイター] - シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)が金融機関に対し、ミャンマーとの間で疑わしい資金の流れを警戒するよう要請し、金融犯罪への注意を呼び掛けた。

2月25日付の各金融機関の最高経営責任者に宛てた通知でMASは、確実な顧客の本人確認や、高リスクとみられるケースではリスクを最小限にする措置を講じるよう改めて要請。他の法執行機関から制裁措置が出されていないかなど、刻々と変化する状況を適切に把握するよう求めた。

シンガポールは世界的な金融センターであり貿易拠点であるため、国境をまたぐ資金フローが多く、資金洗浄に用いられやすい。またミャンマーとの関係も深く、多額の投資を行ってもいる。