[シンガポール 4日 ロイター] - 4日の原油先物は続伸。この日に開かれる石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」会合で現在の減産規模が維持されるとの見方を受けた。

米燃料在庫の減少も後押しした。

0148GMT(日本時間午前10時48分)時点で、北海ブレント原油先物は0.11ドル(0.2%)高の1バレル=64.18ドル。3日は2%超値を上げた。

米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は横ばいの1バレル=61.28ドル。

3人の関係筋によると、OPECプラスは現在の減産規模を4月に繰り越すことを検討している。市場では4月から日量50万バレル程度の減産縮小が広く予想されていた。

ANZはリポートで「OPEC(もしくはOPECプラスか)は現在、現行の供給合意について協議するため会合を開いている。供給削減ロールオーバーの見込みが強まっており、これも相場を押し上げた」と指摘した。

米エネルギー情報局(EIA)が3日明らかにしたところによると、テキサス州の寒波を背景に原油の精製が進まない中、ガソリン・留出油在庫が大幅に減少した。