[上海 11日 ロイター] - 米マクドナルド<MCD.N>やヤム・ブランズ<YUM.N>などファストフードチェーン5社が、中国の自社ウェブサイト上にサプライヤーの詳細を公開した。最近起きた食品安全問題をめぐり、上海当局の要請に応じた。

上海市食品薬品監督管理局は9日、食品供給業者への監視強化の取り組みの一環として、マクドナルド、ヤム・ブランズ、バーガーキング・ワールドワイド<BKW.N>、中国の徳克士(ディコス)、カールス・ジュニアの5社に、情報公開を求めたことを明らかにした。

5社はいずれも、期限切れ食肉を使用したとされる米食品卸売会社OSIグループ傘下の中国企業・上海福喜食品から食肉の供給を受けていた。

上海当局によると、5社は9日に情報を公開した。

ヤム・ブランズのウェブサイトによると、同社は26社のサプライヤーから鳥肉やショートニングの供給を受けていた。また、マクドナルドは牛肉のパテや、冷凍の鶏手羽肉など食品別にサプライヤーのリストを公開した。