[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日発表した1月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比1.7%増の1兆5210億ドルと、統計が始まった2002年以来の最高に達した。民間部門の動向が引き続き活況となったほか、公共部門も堅調だった。

市場予想の0.8%増も上回った。

前年同期比も5.8%の強い伸びとなった。

2020年12月分は1.1%増と、従来の1%増から上方改定された。

建設支出は国内総生産(GDP)の約4%を占める。

民間部門は前月比1.7%増。低金利の住宅ローンに加え、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けた郊外や低密度居住地域に移り住む動きが引き続き一戸建て住宅建設への追い風となっている。

内訳では、住宅建設支出が2.5%増。しかし、前月の3.8%増からは減速した。ガス・油井掘削などの非住宅建設は0.4%増。

公共部門の建設支出は1.7%増。州政府の支出が1.3%、連邦政府が6.8%それぞれ増加した。