[東京 26日 ロイター] - ミャンマーの最大都市ヤンゴンで26日、抗議デモを取材していた日本人フリージャーナリストの北角裕樹氏が警察に一時身柄を拘束されたが、その後解放された。

外国人ジャーナリストの拘束は、1日の軍事クーデター発生以降、初めて。

ラジオ・フリー・アジアがフェイスブック上で北角氏が解放される映像を配信。北角氏は警察署を出てきて「どうもありがとう。わたしは大丈夫、安全だ」と述べた。

ミャンマー警察にコメントを求めたが、現時点で返答はない。

北角氏の拘束は、同氏と取材活動をしているミャンマー人スタッフのフェイスブックへの投稿で明らかになった。このスタッフは、ロイターの電話取材に対し「わたしは目撃していないが、午前11時30分ごろ、メッセージアプリで彼から逮捕されたと連絡があった。その後、彼と連絡がとれなくなった」と話していた。

フェイスブックの情報によると、北角氏は日本経済新聞記者を経て、現在はメディア・プロダクションを運営。スタッフによると、同氏は日本の主要メディア向けに政治・経済ニュースを書いているという。

日本政府は同日夕、40代の日本人男性がミャンマー治安当局に拘束されたことを確認したと明らかにしていた。

*解放情報を追加しました。