なぜ「アート」が社内エンゲージメントを高めるのか?
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ArtScouterさんと一緒にビジネス向けにニューヨークの現代アートをレンタル・販売しているCurinaの代表として、今回の対談に参加させていただきました。ArtScouterさんのワークショップは、アートを通じて従業員間の対話を促進させ、普段の業務の中ではなかなか出てこないようなビジョンに関する考えを話し合ったり、ぶつけ合ったり、想いを共有したりするきっかけを創り出す素敵な取り組みだと思っています。
なお、アートというと、ビジネスと全く関係ないんじゃないか、アートにどんな意味があるんだ、どのようなメリットがあるんだ、と思われる方も多いかもしれません。ただ、実際、ニューヨークではよくオフィスビルのロビー、会社のレセプション、会議室、カフェテリア、廊下など、目に付くところ至るところにアートが飾られています。アートなどでオフィスをデザインする企業クライアントたちを見ていると、(単純に経営者がアートが好きだからという場合もありますが、その場合であっても)来客や従業員が目にするところにどのようなものを置くべきか、そして、それを見て彼らが会社に対して何を思うのか、何を感じるのかを経営者が気にしていることが分かります。オフィス空間、つまり、従業員が働く環境をどのようにデザインするかは経営者としての判断の一つということです。会社のカルチャーやブランドイメージを表現し、従業員と共有するためのツールとしてアートを活用している経営者の方々とお話ししていると、私自身も会社の経営者としてカルチャー醸成の重要性や、アートの新たな側面を気付かされます。ビジネスシーンがオンラインシフトするなかで、「雑談」が減りましたよね。
その「雑談」の冗長性こそ、実は本当に大事な情報を与えてくれていたという話は、みなさん実感するところではないでしょうか。
「雑談」を復活させ、オンラインでもコミュニケーションを活性化させるために「アート」を導入してみるといいのでは? という話を、経営学者の服部先生とニューヨークを拠点にアートの仕事に携わるCURINAの朝谷さんに聞きました。
朝谷さんの「(企業のブランディング観点から見ても)経営者はオフィスを意識的にデザインすべき」という視点にもハッとするところがあるので、ぜひご一読ください。
一見、相対するように見える「アート」と「ビジネス」の相互作用について、どんな効果があるのか。みなさんのご意見もぜひお聞かせください。コロナ禍前は、社員全員でイベントを訪れるArt DAYを月1くらいで作っていて様々な美術館や催事に足を運んでいました。都内だけでなく、直島の社員研修や山梨で花の生産者さん訪問と合わせたり。アートをみて、「すごーい綺麗だったねー!」と感想を言い合うだけでも、ふと花の色遣いにアイデアが生まれたり、新しい企画につながったりと効果を感じていた。私の出産もあり、そのあと怒涛の仕事をこなしていく中で再開出来ていないがこの記事を読んでArt DAYを復活させることを決意。