[24日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は24日、米経済は完全雇用とインフレ目標達成に程遠い状況にあるため、FRBは金融政策を通して景気を支援し続けると述べた。

ブレイナード理事はハーバード大学のオンライン講義で「雇用とインフレの面で米経済はわれわれの目標からは程遠い状態にあり、大きな進展が得られるまで時間がかかる」と指摘。インフレ率が平均で2%を超え、この水準を「幾分の間」やや上回る軌道に乗るまで、FRBは景気支援策を維持すると述べた。

また、FRB当局者は労働市場の健全性を見極める際、総合的な失業率以外の指標も利用するとし、賃金のほか、人口に対する雇用の比率や労働参加率などにも着目すると語った。