米政権、ミャンマーに追加制裁 国軍設立「統治評議会」メンバー
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この記事は、同じく今日付の朝日新聞GLOBE の「「軍が強くなければ…」ミャンマー国軍、鉄壁の信念はどこから」 と併読してみるとよい。 同国を27年にわたり取材して来たフォトジャーナリストが語るものだけに、この国の軍の知られざる姿を伝えていて、私たちにも大いに参考になるところがあった。
さて、ここに報じられる米国の J. バイデン政権が発表した、ミャンマーの最高意思決定機関の要人への制裁措置だが、 正直言ってその効果のほどは疑わしく、仮に何らかの効き目があったところで、むしろ彼らを更に中国の側に向かわせるだけの結果に終わるだろう。 米国など西側の軍とはまるで異質な、しかも国の行政・立法機構とも一体化しているようなミャンマー国軍は、 外部からのこうした制裁措置には一致結束して反発し、それが民主化を求めるデモに対し、より強面の姿勢で臨むようになる恐れがある。
注目のコメント
最初はややソフトな制裁で始まったが、だんだん踏み込んだ制裁になってきている。段階的なアプローチでの制裁は、どのようなメッセージを出すかが重要。ミャンマーが聞く耳を持つ制裁になるかどうかが見もの。