[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の105円半ば。各国金利の上昇基調が続く中、クロス円に買いが集まった。

週明けの取引は円売りが先行。豪ドルが83円前半、NZドルが77円前半とともに2年2カ月ぶり、英ポンドが148円前半と2年ぶり、カナダドルが83円後半と1年ぶり高値を更新した。

円売りの背景は、イスラエルの新型コロナウイルスワクチンの研究結果。米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンが、1回の接種で85%の予防効果を得たという。これを受けて、ワクチン接種で先行する英、感染者数増の抑制に成功しているオセアニア通貨が人気化した形だ。

こうした通貨は対ドルでも上昇。ドル/円は売り圧力がぶつかり合う形となり、105円半ばを上下する展開が続いた。「105円半ばがテクニカル的な下値支持線となる一方、106円台では個人の売り意欲が強い」(FX関係者)という。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 105.64/66 1.2118/22 128.04/08

午前9時現在 105.52/54 1.2123/27 127.94/98

NY午後5時 105.43/46 1.2117/21 127.75/79