【内幕】エリート集団、商社マンの「栄光と苦悩」
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就職活動をしている学生から絶大な人気を誇る商社について、まだ憧れの存在であり続けているのか。大学生、若手社員、元社員らからどう見えているのか、生の声を取材しました。
脱炭素という大きな外部環境の変化に商社、そして従業員は対応して、変わっていけるのか。ダイバーシティや働き方改革などへの対応からも見ていきます。
ちなみに大手の総合商社5社は財閥系(三菱商事、三井物産、住友商事)、非財閥系(伊藤忠商事、丸紅)に分類されます。
注目のコメント
商社はいかにグローバルの最前線で本社の意向通りにスムーズに動いてくれるかというリモート統率力が強みの会社。なので引き継ぎたとか社内報告だとかが非常にしっかりしている。文章力や報連相、新しい環境での関係構築力などのビジネス基礎スキルは極めて高レベルで鍛えられる。
他方、属人的な事業を嫌うので非連続な事業展開や組織展開は求められない。結果、いわゆるノンコンセンサスでの意思決定を伴う経営力や急速な組織変革が必要な大胆な戦略実行は磨きづらい。20代の方ばかりのコメントで正直「見えてない」感じ。学生が想定読者だから若い人の話が参考になるかというとそうじゃないと思います。
自分も若い頃「見えてなかった」。
若い頃「つまんない」と感じてた仕事も実際、中堅になって担当してみると、改善できることや自分の得意なことを生かせたし、それがのちのキャリア形成、転職してからもプラスになったことがあった。イメージ先行とはいえ、商社の持つ採用力は大きな武器。
これが分厚い人財という資産になり、会社を支えてきた。
しかしながら、これは求職者の「期待値」に対して、入社後の「満足度」が高かった場合に生まれる好循環である。
記事にあるようなルーティンワークに終始したり、失敗を恐れてチャレンジできない風土が蔓延するようだと、「期待値」より「満足度」が低くなり、悪循環を招く。
結局、企業として変化し続け、顧客にも社会にも、そして従業員にも本質的な価値を提供し続けなければならないという、極めて当たり前のことを求められるんだと思う。