[ワシントン 19日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が19日に発表した1月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.6%増の669万戸だった。在庫の逼迫で住宅価格が上がる中でも予想に反して増加した。市場予想は1.5%減の661万戸だった。

1月の前年同月比は23.7%増だった。

地域別の販売戸数は、北東部と西部で減る一方、南部と中西部で増えた。

住宅在庫は前年同月比25.7%減の104万戸だった。販売価格中央値は前年同月比14.1%増の30万3900ドルだった。

建設業者が活動を加速する中で在庫逼迫が和らぐ可能性があるが、業者は過去最高値水準にある木材価格や用地と労働力の不足に直面している。

1月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は1.9カ月と、20年1月の3.1カ月から縮小。健全な需給バランスには6─7カ月が適切とされている。