[ニューデリー 16日 ロイター] - インド政府は今後、新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させる方針。政府のワクチン接種戦略担当高官が16日、明らかにした。

インドでは約1カ月前に新型コロナの予防接種が始まったが、これまでに接種した人は約900万人。1日30万人のペースで医療従事者などに優先的に接種行ってきたが、現在のペースでは、8月までに13億5000万の国民のうち3億人の接種を完了するという政府目標の達成は難しいと専門家は指摘している。

ワクチン戦略に関する政府委員会のトップKumar Paul氏は会見で、これまでのワクチン接種から今度どのように接種を進めるかを学んだと説明し、今後ワクチン接種のペースを加速させる考えを示した。

来月からは50歳以上の人や持病がある人などを対象にした接種が始まる。