[ソウル 15日 ロイター] - 韓国疾病予防管理庁(KDCA)は15日、新型コロナウイルスワクチンを巡り、英アストラゼネカ製は65歳以上に使用しないとし、これまでの判断を覆したほか、ワクチン共有の国際スキーム「COVAX(コバックス)」からの供給が遅れているとして、当初の接種目標を引き下げた。

これまでは今年第1・四半期までにアストラゼネカ製ワクチンで130万人への接種を終えるとしていたが、この目標人数を75万人まで引き下げた。

KDCAによると、主な要因はコバックスからのアストラゼネカ製ワクチン260万回分の供給スケジュールが修正されたことだという。

その上でKDCAは、11月までに集団免疫を達成するとのプランに変わりはないと強調した。

また、アストラゼネカ製ワクチンについては、有効性に関するデータがさらに得られるまで高齢者への接種を延期するとした。