動画配信ランキング 「鬼滅の刃」や「愛の不時着」を抑えて1位になったのは
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ネットフリックスがアニメ業界で行っていることは、国内のコンテンツ制作における、①n次受け構造、②製作委員会方式、という2つの負に対するディスラプションです。
「①n次受け構造」は中間業者が多数存在することでコンテンツを作っているクリエイターが正当な報酬を得られていないというもの、そして「②製作委員会方式」は広告代理店・メディア・メーカーなどの共同出資で資金融通し、リスクオフできるものの妥協の産物になりやすいというものです(鬼滅の刃は確か委員会の会社数が極めて少なかったように記憶しています)
ネットフリックスを通じ、優れたコンテンツを作るクリエイターに光が差すのはもちろん素晴らしいことなのですが、コンテンツ産業は日本の宝なので国内プレイヤーにも頑張って欲しいなと思います。アニメが数多くランクイン。ネットフリックスがアニメクリエイターの育成を支援するのもまさにアニメが売れるから。
しかも日本初グローバルに売れる可能性があるので投資は必然。今後ますますアニメコンテンツへの投資は増すでしょう「呪術廻戦」は納得。前半クールの勢いや五条先生のイケメンぶり(私にはナナミンがもっと魅力的)もありますが、1月からの後半クールでの交流会編は人物説明が多くなりスピード感が落ちているのが気になるところです。
「転生したらスライムだった件(転スラ)」と「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」はなろう系の転生物の大御所でそれぞれ第二期の放映で、これから順位が上がると思われます。
ただ、転スラは今年3月までの前半クールがネガティブな展開(1月中は説明回が多く盛り上がりに欠け残念)で勢いはあまり期待できないのではと思っています。夏アニメでの後半クールも併せての期待です。
一方、リゼロは2020年春アニメでの前半クールが鬱展開のループとなっていたのに対し、今回の後半クールは主人公が運命を切り開く展開であるとともに、原作者が得意とする長回しのセリフが次々と出ているところが魅力ですね。
また、転生モノでは同じくなろう系で人気の「蜘蛛ですが何か」がスピード感をもった展開を見せており、目を離せません。
まだ順位には入っていませんが、「無職転生」はかつての芸術系アニメを思わせる絵の綺麗さ、酸いも甘いも含まれる主人公の成長ストーリー、リアルなエロと暴力、そして迫力のある戦闘シーン(第5話の表現は圧巻で驚き)は大変期待させられます。(これもなろう系ですね)
更に、中国最大級の動画配信サイトであるビリビリにて、コメントが大荒れして第3話で配信停止となってしまったこと(そこには中国共産党当局の意向が含まれると考えるのが自然)といったことも、この作品にこれから箔をつけてくれるのではと思います。
2021年冬アニメの質の高さには驚かされるばかりです。これが日本アニメの頂点なのか、さらなる高みを目指していくのか、まったく目を離すことができません。